明日から介護が必要になった…そうなる前に確認して起きた介護保険
・いきなり介護が必要になったらどうする?
介護が大変であるというのは多くの人が理解していることですが、自分や自分の家族などが実際に介護状態になったとき、どうすればいいのかというところまで普段から考えている方はあまり多くないのではないかと思います。
介護が必要な状態となったときに受けられる保障は「公的介護保険」がありますが、民間の介護保険に加入していれば、さらにそこからも保障が受けられるのです。
そのためには、公的介護保険からはどのような保障が受けられるのかを知っておきたいですし、本当に自分には民間の介護保険が必要なのかも考えなくてはいけません。
将来の介護への不安を少しでも減らすために介護保険についてを知っておきましょう。
・公的介護保険から受けることのできる保障内容とは
市区町村に申請することで要介護者や要支援者の認定を受けることができ、受けると介護サービスを1割の自己負担で利用することができるようになります。
要介護の度合いによって受けられるサービスが決まっているので、自分が「どのようなサービスを受けるのか」や「事業所はどこにするか」についてのケアプランを作成することで、それに基づいたサービスの利用が始まるんですね。
これも要介護の度合いによって変わりますが、限度額も月ごとに定められています。
・介護サービスを実際に利用する際の手順について
まずは要介護認定の申請を、住んでいる市区町村の窓口にて行います。
この申請には介護保険被保険者証が必要で、さらに申請を40~64歳までの第2号被保険者が行う場合には医療保険証が必要となるので忘れず覚えておきたいですね。
次は心身の状態を確認するために市区町村の調査員の方が自宅、または施設を訪問すると思うのですが、これを認定調査と言います。
そして、その調査を基に主治医意見書を依頼することになりますよ。
調査結果、主治医意見書の項目のうちの一部を全国一律の判定方法にて要介護度の認定を行い、一次判定が完了したら二次判定に移ります。
二次判定は一次判定の結果、そして主治医意見書に基いて行われ、介護認定審査会により要介護度がここで決定。
認定を受けたらどのようなサービスを受けるのか、といったケアプランを作成することになるのですが、このサービスのプランはケアマネージャーの方と考えていくことになるのであまり不安に思ったり心配したりする必要はありません。
どういったサービスをどのように利用するのか、というところを決めていきます。
ケアプランの作製が完了したら、ここからサービスの利用開始となります。
大きく分けると介護サービスを利用するための相談やケアプランの作成、家事援助などの自宅で受けられるサービス、施設などに出掛けて行う日帰りのデイサービス、といったことが受けられるサービスの内容になります。
他にも、ある程度の期間をかけて、しせつに宿泊して生活しながら受けるサービス、訪問や宿泊や通いを組み合わせて受けることのできるサービスもありますよ。
・民間の介護保険で受けられる保障
民間の介護保険では、保険会社が定めた介護状態となったときに給付金が支払われることになっていて、その給付金には3つの種類があります。
それが「介護一時金」と「年金」、そして「一時金と年金の併用」、ですね。
自分の生活設計に合った介護保険を、どんなときにどんな保障が受けられるのか、というところから探してチョイスすることがポイントですよ。
少子高齢化が進む中で、要介護認定を受ける人は年々増加しています。
社会問題ともなっているその介護の問題でいざというときに悩まないためにも、しっかりと介護保険について知っておきましょう。"