保険に関する基礎知識

死亡保障は満額おりないって本当?!がん保険の落とし穴

Posted on 2015-09-28

・知っておきたいがん保険の落とし穴

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CMなどでもよく見る「がん保険」についてですが、「死亡保障は満額もらえない」というような話を聞いたことはないでしょうか?
がんにかかっても死亡するときは心不全など、別の要因によって無くなるために加入している保険によっては死亡保障が満額おりないという話がありますが本当なのでしょうか。

そもそもがん保険がどのようなものなのか、というところについては、読んで字のごとく「がんに備える保険」のことで、最近はかなり普及していますね。
普及しているものだからこそ加入を考える人はこれからも増えるでしょうし、いま実際に考えている方は特に気になるところでしょう。

がん保険に加入する前に知っておきたい、がん保険のポイントについて見ていきましょう。
知らずに加入して損をすることだけは避けたいですよね。

・何故がん保険が満額おりないのか

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まず事実かどうか、という部分に関しては「事実」と言えます。
保険会社では、死亡診断書の死因欄に「がん」という記述がなければ、がんによる死亡であっても死亡保障金を満額支払わない、というところが多くなっているんです。

死因を何と書くかは意思の裁量次第ですので、なかなかここは難しいところではあるのですが、死亡診断書には末期状態において、心不全や呼吸不全といった表記をしないように、という注意書きは一応あるようです。
なので、死因欄に関しては担当に医師にかかっていると言ってもいいかもしれません。

そういった意味では保険選びだけでなく、医師の評判もポイントとも言えます。
医療の技術という意味でももちろんですが、人柄や人望といったところにも注目して病院を選んだり医師を選んだりするのもひとつの方法ですよね。

・がん保険に加入する前に知っておきたいポイント

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意外と知られていないがん保険の落とし穴についてですが、1つ目はがんの「免責期間」で、この免責期間はがん保険特有のものであり医療保険などには存在しません。
医療保険などにはないものですから、知らなかったという方も多く、新しい保険の切り替えに失敗してしまうというようなケースも少なくないんですよ。

がん保険の場合には「待ち時間」というものがあるのですが、これは保障を受けることができない一定の期間のことを指します。
待期期間とも呼ばれるこの期間が何故存在するのかというと、保険を悪用されないため。

がん発病しても自覚症状のないケースは多く、保険加入時には健康状態をはじめに告知しますが、その段階では本人も気付いていないことがあるのです。
他にも「がんかもしれない」と不安に思った人が、焦ってがん保険に加入しようとするのを、公平性を維持する意味でも様子を見る期間が待期期間なんですね。

また、過去にがんと診断されたことのある方も注意が必要です。
現在ではいくつかの保険会社で、過去にがんと診断された方でも加入できるということになっていますが、それでも条件が存在する場合がほとんど。
過去にがんの診断を受けたことがある方は、事前に確認をとってみると良いでしょう。

がんになったのに給付金がもらえない、というようなトラブルも多いがん保険。
給付金についても事前に確認をとっておくと良いですね。
特にどのようなポイントについてを確認すれば良いのかというところについてまとめてみましたので、最低でもこの3つは担当の方に聞いておくと良いですよ。

まずはがん診断一時金は1回きりなのか、それとも給付を複数回受けることができるのかというところ、そして上皮内新生物であっても給付金は支払われるのかというところです。
3つ目はがん診療一時金がおりる条件そのものについてですね。

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