保険に関する基礎知識

バイク乗り必見!絶対に入るべき「自賠責保険」について学ぼう

Posted on 2015-09-28

・加入は車乗りの義務!自賠責保険

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どんな自動車にもどんなバイクにも加入することが義務付けられている「自賠責保険」ですが、実はバイクの加入率は7割程度だと言われています。
義務であるにも関わらず、これは一体どういうことなのでしょう。

自賠責保険というものについて正しく理解している人が少ない、というのがこの割合の理由のひとつなのですが、みなさんも自賠責保険について正しく理解できているでしょうか。

そこで、自賠責保険についての基礎知識を少し紹介していきますので、自賠責保険についてをこの機会に正しく把握した上で加入するようにしたいですね。
万が一のときの備えだと思って、車やバイクに乗る方は知っておかなくてはいけません。

・自賠責保険について

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強制保険である自賠責保険は、法律によって加入が「義務」であると定められています。
損害保険のひとつであり、自動車やバイク、原付きを使用する際には必ず加入をしなくてはいけないものなんですね。

この自賠責保険に未加入であったり、有効期限が切れた状態で自動車やバイクを運行すると1年以下の懲役、または50万円以下の罰金に処せられることになっています。
ちなみに、自賠責保険は人身事故のみに適用されるものですので、自動車事故による死傷者の出ない事故、物損事故には適用されません。

そして、この保険は過失の大小を問わず「怪我をした人」、もしくは「死亡した人」が被害者となりますので、こちら側の方が過失は小さいのに被害者扱いされている、というようなケースでも気にせず利用することができます。
また、支払いの基準はしっかりと定額化されてもいるんですよ。

このことから、自賠責保険は被害者保護の観点から見て公的要素の強い、入っておくことでかなりの安心感を得られる保険であることがわかりますね。
補償は必要最低限ですし、支払基準が定額化されているおかげで、たくさんの請求を迅速に、そして公平に処理することができるのです。

・自賠責保険の補償額は?

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気になるのがやはりその補償額だと思うのですが、たとえば傷害による損害などでは支払限度額が被害者1名につき最高で120万円となっています。
この場合、補償される損害の範囲は治療に関係する費用全般と文書料、他には休業損害や慰謝料となっていますよ。

死亡による損害に関しては葬儀費や逸失利益、本人および遺族への慰謝料などまでを補償して、金額は最高で3000万円、死亡するまでの障害による損害では障害による損害と同じく支払限度額は最高で120万円ですね。
補償される損害の範囲も障害による損害と同じです。

後遺障害による損害に関しては逸失利益や慰謝料までを補償される損害の範囲とし、常時介護が必要となる第1級では最高で4000万円、随時介護の第2級で3000万円。
この場合以外はその後遺障害の程度によって、支払限度額は第1級の3000万円から、第14級の75万円までという風になっています。

バイクに乗る方の加入率がまだあまり高くない自賠責保険ですが、いざというときのために出来るだけ早く加入を済ませておきたいものですね。
何かがあってから後悔しても遅いですし、事故に遭って怪我以外の損を金銭面でも被りたくはないものですから、対策は早いうちに立てておきましょう。

今ではコンビニで加入できたりもしますので、詳しく分からず不安だという方はそういったところで話を聞きながら、加入の手続きをするのも良いでしょう。

何度も言いますが、自賠責保険は強制保険です。
保険に入りたいという人が自分の意思で入る任意保険とは違い、「知らなかった」では済まされないものですから、しっかりと考えておく必要がありますよね。

ネットで加入するのが簡単でおすすめです。原付・自賠責保険.comが便利ですよ。

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